今年の経済がマイナス成長である事は間違いないだろう。
いわゆる牛歩(ぎゅうほ)並みの経済成長。
ところで、牛は四つの胃を持っている。 反芻胃=ルーメンだ。
牛に代表される反芻胃を持つ動物は、植物の繊維質をエネルギー源と
するためにルーメンを発達させ、微生物の力を借りて利用可能な状態
にまで発酵(代謝)させている。
人間にとっての四つのルーメンは、目、耳、心、頭 と言ってもよい
だろう。
今年は、今まで以上の 「見る、聞く、感じる、考える」 の反芻
をする中で、去年までとは異なる道=エネルギー源を見出して、一歩を
踏み出すことだ。
「反芻」と「牛歩」
まさにうし年にふさわしい経済のキーワードになったようだ。