今ではそんなに多くはないと思うけど「見合い結婚」という方法が
ありますね。
「だんな様とは結婚式の当日まで顔も見たことが無かったのよ」
なんて、嬉しそうに聞かされることがあります。
何十年もたってから、このように言える結婚は、まっ、良い結果
だったということですか。
就職の多くはの実体は、まさに見合い結婚と同じようなものでしょう。
「7・5・3現象」という言葉をご存知でしょうか。
しちごさんげんしょうと読みます。
おめでたい話ではありません。
新卒者が会社に就職したその後、その会社を離職する割合を現した
数字です。
中学卒で正社員に就職した人の7割,高校卒の5割,大学卒の3割が
入社3年以内に離職してしまう,という現象のことです。
何故こんな不幸な数字があるのか。
これが今日のタイトル 「会社の光と影」の部分です。
会社というところは、入社して見なければ、その悪い部分はまず
わからない。 悪い部分つまり「影」の事です。
極端な話が、入社して一月もしないうちに会社が倒産してしまった
という話も良く聞く話です。
大量の社員を採用する会社が、実はその人数だけ退職して行く会社
だった。 ということも、入社して、自分が辞表を出すときに初めて
わかった、ということもあるわけです。
上場企業だからとかテレビでも良く目にする有名企業だってそんな
ことは良くある話です。 どことは言えないけど。
会社は、自社のマイナス面とか、悪い点は自ら公表することはしま
せんね。 企業というところは、社員が不幸な目に会っていても、
倒産するということはありません。
世間様に、消費者の皆さんに不正を働くと、一気に駄目になること
があっても。
だから、会社は社員の幸せに対しては、あまり一生懸命にならずに
すむわけなのです。
タイトルの「求人企業ミシュラン」は正しくは「ミスマッチ解消に
求人企業ミシュランを」です。
考え方の要旨としては、会社の労働条件や社内環境、対外的な努力
(CSR)の程度をランキングしましょうという考え方です。
ミシュランやAAAなどのレストランやホテルの評価みたいに、企業の
格付けをしたらどうか、という提案です。
確かに、会社も働く環境を公に評価されるようになったら、競って
社員に優しい会社にする努力を始めるはずです。
是非、次の選挙前にマスゾエさんあたりからマニュフェスととして
公表してもらいたいな。
この「求人企業ミシュラン」は、以下の独立行政法人労働政策研究・
研修機構のURLに詳しく紹介されています。
http://www.jil.go.jp/column/bn/colum0109.htm
ところで、日本人の離婚率は05年37%でした。
約 結婚する10組夫婦のうち4組の夫婦が離婚するということ
です。
これはこれで、大問題ですね。
さすがに、人のミシュランは無理だから、どうしたらいいんでしょう。
例えば、総裁選挙みたいに、結婚するには周りの人々の10人以上の
推薦人を要する、というわけにも行かないだろうし。