工学関係の固い書籍が多い中でその異色のタイトルに惹かれた事もあるが、直前に「エンジニア30歳定年説」について担当課長と話し合っていたこともあって目に飛び込んできた。
この本は、工業大学のキャリアセンター(就職課)を訪問したときに立ち寄った学内の本屋さんで見つけ購入したものです。
この本を、今就職活動中の理工学部の学生諸君に是非お勧めしたい。
面接を受けてもなかなか内定をとれないという学生さんには「会社に入ってナニがしたいのか」うまく答えられないという共通の傾向がある。
実は、そのような学生さんも自分で言葉にできないだけでほんとは漠然としたイメージを持っているのにね。
要はそのイメージがスーと出てくる何かきっかけさえあれば、意外とすらすと言葉にできるものなのだ。
この本は多分その「きっかけ」になると思う。
この本の86頁に「自分のやりたいこと」を見つける方法という部分がある。
もうひとつ、「5 就職試験を受けるため準備しておこう」という項目の中に
「就職試験を受けるため準備しておこう」「会社は面接で学生のどこを見るのか」というとっても親切な頁もある。
すごく参考になるよ。
著者の 椎木一夫(しいきかずお)氏は 慶応大学工学研究科を卒業後、日立製作所中央研究所に入所されたほんもののエンジニアだ。
エンジニアが書いた面接の極意だから、やはりほんものといっても良いだろう。
日本実業出版社 1400円 お金を出して買ってください。